マウンド礁とその効果

マウンド礁は、水深100m前後の未利用の沖合海底上に、石材やブロックを投入して造成する山脈状の構造物です。

成層して表層が貧栄養となった海域において、マウンド礁による地形性内部波の発生等に伴う鉛直混合を通じて、栄養塩豊富な下層の水塊を有光層(真光層)へ供給し、海域の基礎生産(植物プランクトン)の増大を図るとともに、魚介類の保護培養や蝟集を促し、漁業生産の増大が期待されます。

「対馬西 マウンド礁におけるROV調査」

23秒・音声なし・18.6MB

  マウンド礁の出来形の可視化

  マウンド礁における魚の蝟集の状況

当センターの実績

当センターでは、下記地区において、マウンド礁の適地選定、調査、設計、施工検討、積算、施工管理、効果調査といった一連の業務を実施しました。

実績(過去10ヶ年度)

(国直轄)
・令和元年度 マウンド礁整備効果検討業務(水産庁)
・平成31年度 隠岐海峡地区マウンド礁整備効果調査業務(水産庁)
・平成29年度 対馬海峡地区マウンド礁構造設計施工検討業務(水産庁)
・平成29年度 大隅海峡地区マウンド礁構造設計施工検討業務(水産庁)
・平成29年度 隠岐海峡地区(東側)湧昇流漁場構造物設計業務(水産庁)
・平成26~29年度 マウンド礁整備効果検討業務(水産庁)
・平成28年度 隠岐海峡地区マウンド礁施工検討業務(水産庁)
・平成25年度 隠岐海峡地区湧昇流漁場構造物施工検討業務(水産庁)
・平成25年度 隠岐海峡地区湧昇流漁場構造物設計業務(水産庁)
・平成23年度 五島西方沖地区湧昇マウンド礁施工検討業務(水産庁)
(県事業)
・令和元年度 対馬東方地区マウンド礁整備工事(設計・施工検討業務委託)(長崎県)
・平成27年度 宮之浦沖合地区宮之浦沖合漁場湧昇流効果検証業務(宮崎県)
・平成25年度 いるか岬沖合地区いるか岬沖合漁場湧昇流効果検証業務(宮崎県)
・平成25年度 いるか岬沖合漁場湧昇流調査方法検討業務(宮崎県)
・平成25年度 人工海底山脈整備工事(効果調査業務委託)(長崎県)
・平成23年度 宮之浦沖合地区宮之浦沖合漁場設計業務(宮崎県)
・平成23年度 長崎県北部地区広域漁場整備工事(対馬西人工海底山脈測量・調査・設計業務委託)(長崎県)