漁場における広範な構造物影響調査

漁場における施設配置から影響調査まで幅広く対応しています。魚礁や海底構造物の位置や積み重なり、海底地層の組成、魚群の種類や体長・尾数を調査するだけでなく、洋上風力発電の影響調査を実施しており、漁業者に納得される魚礁・漁場の活用を支援しています。

特に、漁業者の関心が高い「洋上風力発電施設の漁業影響調査」については、多くの海洋水産関係民間団体が参加した海洋水産技術協議会(議長:長谷成人   元水産庁長官)により提言がとりまとめられ、洋上風力発電と漁業との共存・共栄が図られることが期待されます。

サイドスキャンソナー

 超音波を用い海底の突起物の位置や形状をビジュアルに判別します。

音響測深技術

 インターフェロメトリー音響測深機を用い、水深と海底障害物を同時に検出します。

地層探査技術

サブボトムプロファイラー地層探査機を用い、測線下の海底地層のおおよその組成を判別します。

水中画像撮影技術

有線式水中ドローンを用い最大水深200mまでの画像撮影が可能です。

水中可視化技術

超分解能魚群探知機を用い、120mまでの海底水深、魚群の種類・体長・尾数を測定します。

魚礁・増殖場設置後の出来形確認技術

サイドスキャンソナー、精密音響測深機を用い、魚礁の位置、造成範囲、礁体個数、積み重なり、転倒の有無を測定し、施工結果を分かりやすく可視化します。

GIS版魚礁施設管理台帳作成技術

サイドスキャンソナーを利用し、GISと連携したデータベース形式の魚礁施設管理台帳を作成。
漁業者の魚礁利用促進を図る。